2004-01-01から1年間の記事一覧

政治とミメーシス

ミメーシスで扇動された大衆の悲劇。

「いじめ」が終わった時代

>稲葉blog「内藤朝雄」内藤本を連れ合いが読んでいた。いじめられることが致命的だった時代は過ぎてしまったのではないかと思う。いじめることの「面白しさ」のメカニズム、いじめる主体の心理状態・欠落感、 組み合わせとしてのいじめられる側になる偶然性…

「珈琲時光」を内緒で観てきた

モーリス・センダックのあの絵本は読んだことがある。 あのリアル過ぎる絵には、絵本に対する悪意さえ感じる。 しかし「井上陽子」には笑える。私の大学時代のペンネームだ。 三島由紀夫新潮カセットブック 誰かな、芥川とか、谷崎と同じような 強烈な人の心…

立川談春20年目の大収穫祭

予定地柳家一金 台所お煮しめ夢金紙入れ大工調べ文七元結青木先生

つまらない

どこを見てもつまらない。 <予定地> フランス映画「息子のまなざし」(原題「LE FILS」)を観た。

某サヨ板議論に呆れて

***>>引用開始>** 本当を言うと、私も「不可能性の志向」によって絶えず勇気づけられる人間です。ただロマン主義はいつでも、オリジネーター(創案者)は「精神的勝利法」に過ぎない、文字通り「不可能性の志向」に過ぎないことを自覚しているのに、…

立川談志一門会memo

有楽町よみうりホール(1100席満席)談慶「看板のピン」 まくら「立川流は落語界の北朝鮮。カリスマ指導者の下、弟子たちは貧困生活を余儀なくされる」テンポはいいし上手いけど・・・「きかせるねぇ」ってところがない。談春「鰻の幇間(うなぎのたいこ)」…

映画とか

美しい夏 キリシマ 黒木和雄監督作品寺島進の存在感 「おいはね、幽霊のようなもんよ。ないもかいも、南の海に置いて来てしもた ・・・おはんも幽霊と一緒にはなられんもんな」 立川談春独演会 4月18日(日) 昼の部「雛鍔」「火事息子」 夜の部「六尺棒…

高村薫の孤独感

気分は体調によって大きく変化するのだが、それにしてもひどい孤独感ってあるもんだと思った。ところが・・・「何にも縛られないといえば聞こえはよいが、拠下(ほうげ)すべき諸縁に薄く、従って拠下したという実感にも乏しい私に孤独という言葉は当たりませ…

山本起也監督「ジム」

予想より、いい作品だった。 「あしたのジョー」世代にとっては、 ボクシング観を変えるもの。 あらゆるスポーツに必要な本質的な「ガッツ」が 今の多くの人にとって獲得・生得「困難」なのか。いや、獲得ではなく、回復なのかもしれない。 ジム生のひとりが…

「ハムレット」を聴いている

新潮カセットブックで。セリフのそこここにシェークスピアの「教育」的「啓蒙」的言辞

「シッピング・ニュース」

誰の作品なのか知らずに、家人の借りてきたビデオを観ていた。壊れた人たち。壊れた家族。壊れた自分の心。 共同体の闇(皆が壊れていく理由)を主人公が知るにつれ、 主人公は打ちひしがれるのだが、同時に、 はかない自分が、周囲の者たちが、「そうでしか…

ディベートではなくダイアローグ

■マル激トーク・オン・デマンド ―裁判員制度について 様々な愚民政策がいかに今の社会にそぐわないか。 裁判員制度が今の法案のままでは「赤紙召集」制度にしかならない。 ■イラク派兵「反対」の4つのポイント 1.憲法違反か否か 2.日本人が「戦闘行為」…

娘に「このぉ、くそばばぁ」といわれた記念日

思ったより早かったな。ネタか。 ■ものがたりゆんぼくん(上)読了 あの「孤独感」は、宿命だ。 そのように生まれてしまった以上、どう生きても逃れられない孤独。 「もう一生会わないかもしれないけど、友達なんだ」 「幸せとは、実は自分が一人だというこ…

切り抜き帖

■1/31桂文治がなくなったそうだ。(墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」) テレビによく出ていたし、うまいし、好きなほうだった。 そうそう、息子の友人ゆうきくんに似ている。 ■暮らしの手帖「立川談四楼」の記事から--- 毎年1月2日根津権現で一門揃って…

デブの害

家人と一昨日のNHKスペシャル「第1回寿命〜2004年いのちの旅〜」の話。アメリカでは毎年50万人(?500万?)が胃の切除手術を受ける。「・・・でもさ、デブが(他人にとって)なぜいけないの?寿命が縮むと誰か迷惑するか?」 医療費が増えて、社会保…

備忘録

■講談社のPR誌「本」1月号 永井均「ひねもすたれながす哲学」カント論面白い。 森達也「ホテルカリフォルニア」 spirit・・・69年にベトナム敗戦という意味があったろ? ■稲葉インタラクティヴ読書ノート 左右のバランス問題については、問題整理中。 **…