映画とか

美しい夏 キリシマ 黒木和雄監督作品

寺島進の存在感
「おいはね、幽霊のようなもんよ。ないもかいも、南の海に置いて来てしもた
・・・おはんも幽霊と一緒にはなられんもんな」


立川談春独演会 4月18日(日)
昼の部「雛鍔」「火事息子」
夜の部「六尺棒」「姐妃のお百」
築地本願寺

「姐妃のお百」
談春の怪談噺は初めて観た。
談春の芸もよかったが、この話もすごい。

「いいのどだねぇ」といって、辻に立つめくら謡いの元芸者母娘の面倒を見る、
気風のいい姐さん、と思いきや、強い気性がただ波立つように鬼に変わっていく。


その様がリアルだ。


いい人がふと鬼に変わる時のふとした怒り様。
そして鬼に変わる姐さんの懊悩もリアル。
人が犯罪を重ねる様を見せつけられながら焦燥感と無力感に苛まれるのが、
日常的な恐怖心をよびさます。こわい...