検査から診断、告知

血液検査とCT検査を受けて、その結果を聞く。


1.血液検査でわかる種類の間質性肺炎ではない。
2.泌尿器科で2000年に検査したレントゲン画像、CT画像と比べると、
浸潤影(*)が広がっている。特に上肺野。
* 浸潤影とは、肺胞内の含気腔の部分が浸出液や細胞、組織が浸潤して置き換わったために肺の透過性が低下したもの
3.CT画像診断専門医によれば、心臓の周りに少し水がたまっている。
4.肺機能検査 肺活量は予測値の52%、拘束性障害。
  ↓肺機能検査とは
  http://www.jrs.or.jp/modules/citizen/index.php?content_id=138



以上から上肺野優位型間質性肺炎
原因は不明。「特発性間質性肺炎」7疾患のどれにも分類されない。
治療法はない。



この後どうなりますか? と聞くと、医師は躊躇なく言った。
「日常生活は、あと3年です。」
「だんだん呼吸が苦しくなっていきます。ちょっと歩いただけで息が苦しい、という状態になります。」
「やってはいけないこととか、いいことはありません。病気の進行には関係ありません。」
「肺生検といって、2週間くらい入院して肺の一部をとって細胞を調べる検査もあります。」
「是非、どこかの病院でセカンドオピニオンを受けて下さい。」


こう書くと冷たそうな印象だが、この医師は、経験も豊富で、間質性肺炎の患者をたくさん診ていた。「治してあげられなくてごめんなさい」と何度も言った。


私のようなタイプの間質性肺炎は、生検をやっても治療に繋がる「何か」がわかるわけではなく、むしろ体を傷めて苦しめてしまう。他の間質性肺炎に効く治療をしてみたところで、副作用で体が参ってしまう。…ということを経験的に知っていた。それで、無責任に期待を持たせるようなことを言わない、やらない、らしい。



「あなたが医療に貢献したいというなら、生検をやってもいいでしょう…」といい、やるつもりなら、愛知県の病院を紹介すると。
今わかっている原因には、アスベストと鳥アレルギーがあるが、生活歴からその可能性も低い。