退職後

辞められなかった仕事も、約束通り来期予算案を作ったところで辞めた。このあとも、相応しい人材は来ないと思う。厚労省が求めるレベルが高くても、現実的には、そんな人材がいないことを想定して仕組みを作るべきだ。どこも程度の差はあれいい加減で、当事者は数字の意味を理解してないだろう。頑張り甲斐のない仕組みで効率が上がるわけがない。


退職後は、家事と終活に勤しむつもりが、正月の時点でかなり動くことが苦しかった。正月の受診で言われたことは、2月は病院に来ないこと、極力風邪をひかないよう努力すること。


と、言われたものの、まだ元気な頃に買った「志の輔らくご in PARCO 2014」のチケットがあって、渋谷まで行った。古い友人と会う約束もしていたのだけど、そちらはキャンセルした。とてもそんなに体力はもちそうになかった。渋谷駅からパルコまで600メートルくらいだが、行きも帰りもバスに乗った。行った甲斐はあった。落語は生(ライブ)が一番。


家事といっても、朝食と夕食を作ること、簡単な掃除、洗濯くらい。特別なことといえば、終活の一環として不用品をゴミに出したこと。服や書籍。体力と時間の限界が具体的にわかってくると、躊躇なく捨てられる。もう着られないとか、読めないなんて、感傷に浸ることもない。


それでも、もう食事作りは無理だった。ちょっと立っては休み、立っては休み…。重いものは持てない。


日常生活終了まで、あと3ヶ月