これまでの経緯〜間質性肺炎と診断されるまで

2006年に呼吸器内科を受診してから転職し、ストレスも減って仕事も楽になったので、症状は出なかった。
転職した会社で毎年秋に健康診断を受けた。
毎回決まって胸部X線「陳旧性陰影」で「要再検査」だったが、自覚症状もないし放っておいた。


2009年秋の健康診断で肺門陰影腫大「要精密検査(胸部CT検査)」となった。「ついに癌?」と思ってCT検査を受けてみたら、「特に問題なし」だった。
これで私は自分の健康に大いに自信を持った。


そして翌2010年、仕事がなくなってきたので遠慮をして会社を辞め(笑)、近い将来必要に迫られるであろう介護の勉強も兼ねて介護職をめざし、ヘルパー2級の講座を受けた。


ヘルパー2級講座は実習があって、そのために健康診断書が必要になる。
健康診断を受けたら、案の定「陳旧性陰影」で「要精密検査」だった。
同じ講座を受けた人の中には、ここで引っかかって、そのまま受講も辞めてしまった人もいた。
しかし、私は引き下がらなかった。
私の「陰影」については何も診断されていないのだし、要するに「施設実習しても結核を感染させる恐れなし」という医師の診断さえあればいいのだから。


それで、2006年に受診したいわゆる総合病院の呼吸器内科を、わざわざ初診料を払って受診した。私が少なくとも結核ではない、という検査データはここにならあるはずだから。


事情を説明して、結果としては、結核ではないから老人介護施設での実習は可能、というような診断書を書いてもらった。
しかし、医師から半年後に再度受診するように言われる。


後日、特別養護老人ホームに就職するときに、同じ病院で健康診断を受け、診断書を書いてもらった。
その時わかったことだが、呼吸器内科のカルテには「両上肺野非特異的線維化」と書かれていた。