カキコ未遂
Seien Sie heiter und ruhig.
我がサークル室にあった年代ものの落書き。
残念ながらサークル自治会内で内ゲバが起きた時、
ローザの写真のコピーを貼って、その下にクレヨンでドイツ語のローザの言葉を書いた画用紙が、文学部棟の廊下に貼ってあった(当時独文の学生が訳してくれたけど、内容は忘れた)。
それはパンピー学生からの強烈な批判でありエールでもあった(と思う)。
「ノンセクト」というセクトのシンパであった私は、
その内ゲバに直面して、それはもういいようのない敗北感と空疎な思想の無力感に苛まれた。冒頭の言葉をお題目のように唱えながら、必死に考えそこにとどまった。
そして、
たった今ここで私が平和な日本の小市民してられるのは、あの抗争wが死者が出るほどエスカレートしなかったからだと思う。
冒頭の言葉。インテリヤクザ風の気障な独文の先輩はこう訳した後に「いい言葉だろ」と言っていた。
「朗らかで、大らかで、ありなさい」