備忘録:「立川談志独演会」in浜松
行って来ました。
幕が上がると家元が洋服姿で高座の前に立っている。
「声が出ないんですよ」と聞き取りにくいかすれ声で言う。
急遽「立川談志一門会」に変更というお詫びとジョーク。
談修「ちりとてちん」と踊り「南瓜と茄子」
談笑「がまの油」(スペイン語バージョンも)
笑志あらため生志真打口上
生志「井戸の茶碗」
談志「権兵衛狸」
真打口上で二人で高座に上がったときには、
恰幅のいい生志師の隣で、家元がとても小さく見えました。
権兵衛さんそのもの?(笑)
最後のジョークが秀逸。
「 こういうのがあってね、
“最近物忘れが酷くてね”
・・・・
あれ、このジョークやったけか?
(場内大爆笑)
・・・これがジョークになるとは思わなかったね。」
結果としてとてもいい会でした。
家元は徐々に「老い」の状況に慣れてきたようで、
また客も家元のかすれ声に慣れてきた。(笑)
「(徐々に視線を上げながら)
・・・談志がね、俺を置いてどっかに行っちゃったんだよ。」
家元昇天力上昇中。