切り抜き
***>>引用開始>**
私はふつうによく使われる意味での政治(つまり国家の)にはさほどの興味を持っていないが、ものごと(とくにふつうあまり政治的と見られていないような)を政治的に見る、ということについては昔からかなり関心を持っていた。私は倫理学を学んだが、倫理現象に関しては高度に政治的な観点に立てる能力こそが重要である(ということがあまり理解されていないように思う)。ところで、ふつうあまり政治的と見られていないようなものごととは、例えば、仕事は当然として、学問とか、芸術とか、恋愛とか、会話とか、食事とか、そういったものである。だから、結局、人生全体ということになるのか。
**<引用終り<<***