切り抜き:「経済」

http://diamond.jp/series/worldvoice/10039/

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とりわけ背筋が寒くなるのが「デット(負債)デフレ」で、物価の下落によって貨幣価値が上がることから、おカネを借りている個人や企業の実質的な返済負担が増えてしまう。

質問に戻れば、世界経済がこれほど深刻なデフレスパイラルに陥るかどうかの判断を下すにはさらに今後3〜6ヶ月分の統計データが必要だ。ただ、数年内に、主要国がそうした状況に追い詰められる可能性は高まっている。なかには、半年以内にデフレに突入する国もあるかもしれない。

―その可能性が高い国とは?

 日本だ。デフレから完全に脱していないまま、今回の金融危機の直撃を受けた。

 2007年末から2008年前半に高まった日本のインフレ期待は、しょせんはエネルギーと食料の輸入価格上昇によるものにすぎない。国際商品市場が投機主導のバブルであり、早晩価格が半減するのは目に見えていた。賃金も上がっておらず、消費も弱いままの日本が世界経済の減速で真っ先にデフレ圧力に晒されるのは自明の理だ。

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