切り抜き:「若者論」

おまえが若者を語るな! (角川oneテーマ21 C 154)

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主張の正しさと「若者論」批判との乖離, 2008/10/1
By tanakawabisuke

彼の言っていることは基本的に正しい。
だとするならば、余計に批判、批判、批判と来るのは何か頷けない所があります。
もちろん戦略として既存のものに対する批判は有効ですが、この本のたぶん八割位は批判のみに終始している。もうここまで来ると彼の論理の正しさと「若者論」への攻撃が乖離してきているような気がします。

派手な批判でスルーされていますが、実は後藤和智自身の主論は正しくはあっても、結構地味でいかにも「良識ある大人」が言いそうなことに留まっている。
逆に例えば、宮台や東は仮に正しくなかったとしても、センセーショナルで面白い。
そこで何故「俺の方が正しいんだからお前ら退場しろよ」って方向になってしまうのか?
折角良い視点をもっているのだから、批判ではなくもっと自分の意見の方を押し出して欲しかったと個人的には思います。

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