死刑(処罰)の社会学的機能

1.社会的意思(正義)の貫徹→機能的な意味はグレード「極刑」
⇒「死刑」でなければならない理由はない。


2.感情的回復(改悛の可能性は「死刑」にしかないby本村)
 その効果は「死刑」でしか得られないのかどうかの検証が必要。
⇒当事者と非当事者を分ける(非当事者(一般民衆)が感情的な回復はする必要がない(=世論を参照してはいけない)
感情の問題と制度的な合理性の問題は別の問題なのだということを「感情的に回復できないこと」で深く納得する必要がある。

死刑反対論者は、当事者の感情的回復を手当する仕組み・制度を考え出さなければならない。

⇒感情的な回復は何故必要なのか?
「とりわけ共同体や〈生活世界〉が空洞化して、日常生活のなかで感情的回復を図るチャンスが減れば減るほど、重罰化による感情的回復が重要だというふうになる。」
感情的回復=カタルシス=鬱屈感解消は社会の健全性の上で重要?


3.抑止力⇒効果はあやしい。


訓練されなければ感情に左右される。
⇒訓練されれば、法理で判断できる。
⇒頭の良し悪しではない。
⇒しかし、裁判員は訓練なしに判断を迫られる。