2005-01-14 ティファニーで朝食を 「レッドな気分」主人公ホリー・ゴライトリーが語る「不安」 中上健次の、高村薫の小説に感じるような、 人の根底にあるどうしようもない「焦燥」というのかもしれない。 カポーティーのこの小説が書かれたのは1958年。その不安に駆られて、耐えて、やり過ごして、生きなければならない。 それはいつの時代にもそうであったのか否か。