めまい
前日夜から台風が近づいていた。そのために、夜間の室温調節が微妙で、何度もエアコンのスイッチを入れたり、切ったりした。というのも、うとうとしてもすぐに気持ち悪くて目が覚め、呼吸を落ち着かせようとすると、口すぼめ呼吸で空咳が出たり、副鼻腔の痰(?)がからんで、それを出したり…で眠れなかったから。眠れないな〜、と思ったら午前4時になっていた。
それでも2時間くらいは眠れたのでしょう。7時半頃離床してみた。体に力が入らない。でも!お腹が空くので、朝御飯は美味しく食べられた。
それから、何度もクッションを抱えてトイレに行く。昨日あまり排便できなくて、硬い便が少しずつ出る。
トイレから出て、しばらくベッドで横になっていると、うとうとしてしまうけど、悪夢を見て苦しくて眠れない。
午前11時半頃、ようやく少し眠れて、12時半頃起きて、昼食を食べた。
ソファーに掛けていても目が回る。脈拍が百を越える。頭痛(まだ軽い)と傾眠。ゆっくり食事をしていると、苦しくて座っていられなくなる。
ベッドに逃げても、食事の直ぐあとはムカムカして目眩がする。
たぶんこのあとは、呼吸機能の低下→心臓頑張る(頻脈)→めまい、立ちくらみ、失神、+低酸素、高炭酸ガスで常時頭痛、傾眠
…つまり、意識が朦朧としていくのでしょう。
備忘録を書いておかなければ。
(^_−)≡★
椅子と呼吸
受診した次の日、背中と胸の痛みはおさまっていた。呼吸の時も、食事をして飲み下すときも、痛いということはなかった。
取りあえず一安心。
でも、
椅子にかけた姿勢が、全般的に苦しくなった。
酸素濃度は93くらいまでいっても、脈拍が100を下回らない。口すぼめ呼吸をしても、脈拍が落ち着かない。
特に、背もたれが直角に近い食卓の椅子は、掛けていても苦しくなってくる。食事どころではない。
食事は、背もたれが傾斜しているソファーに掛けて、ダイニングの椅子をテーブル代わりにして、食べるようにした。
すると当然、トイレも辛い。特に、排尿して体の内圧が下がると、どーっと力が抜けて、必死に呼吸しても、腰かけた姿勢のままでは苦しさから回復しない。クラクラしながらベッドまで戻って寝転ぶ。
そこからの回復も遅くなった。
30秒後、脈拍118、酸素濃度82。それから2分経っても酸素濃度90、脈拍103… オキシメーターはピーピー鳴り続ける。
夜はポータブルトイレにした。
肺疾患というと「ベッドの頭の方を上げた姿勢の方が楽でしょう」なんていう看護師さんもいる。
そんなもんかなと思っていたけど、その理由は、横になると、心臓や肝臓が肺を圧迫するからなのだそうだ。
あの受診以来、私は頭をあまり上げない方が楽だと実感している。
私の場合、上肺がかたくなって、しかも慢性気胸で、肺が鎖骨の辺りまで下がってしまっているから、体を起こした状態は、健康(!)な下肺を圧迫してしまうのではないだろうか。
この病気について、しっかり観察して考えている人って…いないんだろうな。
σ( ̄∇ ̄;)
受診
右目の目薬がなくなって来たので、眼科を受診したいが、かかりつけの眼科に行くのは何かと億劫なので、呼吸器内科の受診と同じ日に、同じ病院の眼科で診てもらうことにした。
眼科には、かなり無理をいったので我慢強く待っていたが、結局呼吸器内科を先に行ってくれといわれる。
呼吸器内科では、レントゲン検査だけ。右側の気胸が悪化。
為すすべなく、次回の予約をして終わった。
その後眼科で更に待って、それでも首尾よく欲しい点眼薬を処方してもらって終わった。
このくらいから背中が痛くなってきた。会計と薬の受けとりがすんで家に着くと、ほぼ午後1時。
ずっと車椅子に座った姿勢のまま3時間半くらい。
昼御飯を食べ始めると、飲み込む度に胸が痛くなった。
横になると、左下の肋骨の辺りから首の右側にかけて痛い。呼吸をすると胸が、背中が痛い。ヤバい、これは気胸の悪化だ…。
数ヶ月前を思い出して、大人しくしていることにした。
あの時は、左肩から右下肺にかけて痛くなり、着替えようとして前屈みになったら、そのまま体を動かせないと思うくらい激痛が走った。
そして、そのまま寝ていたら、次の日に痛みは消えていた。
夕食の時も飲み込む度に胸が痛かった。椅子にかけていることがつらい。
左下の肋骨辺りと、首の右側に自分で手を当て、祈りながら眠った。
リハビリの先生が言っていた。
癌で片肺をとってしまった人が「手を当ててもらうだけで、少し楽になる気がする」と言うのだそうだ。
その気持ちは切ないくらいよくわかる。
ホームヘルパーさん
私の食事のしたくと、掃除や洗濯物の取り込みなど細々した家事をお願いするために、平日の午後2時間ずつホームヘルパーさんを頼んだ。
私の「見守り」も兼ねて。(全て自己負担)
自分で外出できなくなって、1人でいると、気が滅入る。
あれこれ「やるべきこと」があるにしても、私にはどうにもならないことばかりで、前向きな気分にならない。
呼吸が苦しくなるので、そんなに話せるわけでもないが、外界の空気を運んで来て、私を緊張させてくれる。
誰かいてくれるのはとても心強い。
全国の独居のお年寄りが、上手に介護保険を使ってヘルパーさんに来てもらえるといいのに。
毎日2時間というのはかなり贅沢だと思う。
これから身体介護もお願いすることになるだろうし、どんどん内容は変わって行くのでしょう。
今のうちに、私自身がやっておきたかったことをやってもらって…。
そのうちに、気心も知れてくるんじゃないだろうか。
さて、明日は何を作ってもらおう。
体力低下のまとめ
今回の入院は体力低下が主な原因。
まず、昼食の仕度が自分でできなくなった。だから、プリンとかヨーグルトとかでごまかす。昼間傾眠がちになり、夜はよく眠れない。
いくら寝ても体力は回復しない。動けない。食べられない。眠れない。という悪循環。
それに、コデインで呼吸が浅くなって頭痛(高炭酸ガス血症、低酸素血症)。副作用の離脱症状の不安感。
入院して、主食をお粥にしてもらい、全体量を減らして、たんぱくゼリーをつけてもらった。お粥は、食道に詰まることなくスルスル入るので、食べるのに不安感がない。全体が少ないので、負担感がなくなった。
呼吸リハビリをしていろいろ教わった。
椅子に腰かけている状態を保つこと。腰かけている状態で(横にならずに)呼吸を落ち着かせられるように鍛えること。
因果関係はよくわからないらしいが、呼吸を楽にするには下半身の運動、筋肉を鍛えることが有効であることは証明されているらしい。
ベッドで横になって、呼吸が落ち着いている状態で下半身を動かす。
立ったり、歩いたりした後は、こまめに休息を入れる。
トイレでの所作を工夫する。
なるべく椅子にかけた状態で過ごす、という目標がはっきりした。
この「椅子に掛けた状態」が難しくなったのは、仙骨の痛みが曲者だった。
呼吸とリハビリ
ちょっと前まで「ウルトラマンの気持ち」だった。
立っていられるのが3分くらいだったから。
それがどんどん短くなって、トイレに行くのがやっとになった。
その時間がのびたわけではないが、そういう状況に慣れた。
トイレから戻るととりあえず横になって、呼吸を落ちつけながら、酸素濃度と脈拍数が落ち着くまで待つ。
そのまま横になってないで椅子に掛ける。
円座を持ってきてもらったので、椅子に掛けていてもお尻が痛くならなくなった。
椅子に掛けている時間をのばしたら、掛けていても苦しくなくなった。
という感じで、肺機能はわからないが、身体機能が回復し、Jokeを考える余裕が出てきた。
(^◇^)
W杯ブラジル大会日本代表1次リーグ敗退ご苦労様でした記念
椎名林檎「NIPPON」